高粘度液を送液したい

多くの製造現場では、高粘度液の移送に以下のような課題があります。

  • 送液できない・流量が安定しない

    液の粘度が高いため、ポンプで吸引できない。また、吸引できても液が途切れてしまう。

  • 液質劣化

    ポンプ内部でせん断応力が発生し、送液前と比べて、液質が変化してしまう。

  • メンテナンスの手間とコスト

    機械が複雑で、分解・洗浄に時間がかかるため、生産性が低下する。

ナカキンポンプやナカキンの押し込み機をご検討ください。

ナカキンポンプや押し込み機は、これらの課題を解決するために独自に開発された技術を採用しています。

  • 自吸力のあるナカキンポンプを採用

    ナカキンポンプは非接触式のロータリーポンプの中でもクリアランス(隙間)を小さく設計しているため、真空に近い自吸力を有しています。

  • 押し込み機で高粘度液を吸引可能に

    ナカキンポンプ単品でも吸い込めない高粘度液は押込み機の出番です。押し込み機とは高粘度液をポンプに押し込み、吸引の手助けをする装置です。押し込み機を採用することで、少ない脈動で送液することが出来ます。

  • 液質を変化させにくい移送

    押込み機はせん断応力を極力抑える設計により、食品や化粧品、化学製品など、デリケートな高粘度液でも、製品の特性を保ちます。

  • メンテナンス性の向上

    スクリュー部を引き抜き、容易に分解洗浄が可能です。これにより、日常のメンテナンスにかかる時間とコストを削減し、稼働率を向上させます。

動画

  • ポンプのみでは吸引できない高粘度液でも、二軸スクリュー仕様の押し込み機で、更に少ない脈動にて送液が可能に。